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組織について
会長ご挨拶
XBRLという言葉をご存知の方はまだ少ないといえます。しかし、たとえば証券市場のディスクロージャ制度は、国際的にXBRLをキーに回り始めています。また、中央銀行の金融機関監督システムにも世界的に組み込まれていく状況にあります。このように、財務情報の開示システムや伝達システムに急速に取り入れられつつあるのがXBRLです。数年後には疑いなく皆さんはいろいろな形でXBRLと大きく係わっていることとなるでしょう。そればかりでなく、利用性が高いITツールの多くがそうであるように、XBRLも皆さんの経済活動をはじめとした種々の活動に大きな影響をもたらし、パラダイムシフトさえもたらすと予想されます。

たとえば証券市場においては、XBRLは投資家をはじめとした証券市場の関係者全てに影響を与えます。具体的な仕組みなどをお伝えすることは省略させていただきますが、投資家は財務諸表をベースにした多数の企業間比較分析を自らの手で、自らの手法を用いて容易に行えるようになり、しかも国際的な企業間比較分析も難なくできるようになります。証券アナリストの評価対象となる企業は現在よりさらに広がるとともに、その分析は深度を増すこととなります。さらに市場監督者の監督内容もより精度と深度を増すことになります。その結果、投資家にとって、より安全な環境の中で、より合理的な投資行動を選択することが可能な世界が訪れることになります。このような変化がXBRLによりもたらされるわけですが、私が予想する変化よりさらに大きく、ダイナミックな変化がXBRLにより証券市場にもたらされるという予感すら感じられる今日です。

XBRLが利用されているいろいろな局面において、多かれ少なかれ変化がもたらされるのを皆さんが近い将来見ることは確実ですが、それは必ずしも表からは見えないかたちでXBRLが利用されていくということになります。意識をしない限り、知らないうちにそのような変化の中に皆さんは身を置くということになると思います。

このようなXBRLの利用とその促進を支えている組織が、国際的には’XBRL International’であり、わが国においては我々の‘XBRL Japan’です。 XBRL Japanは、わが国ではめずらしいコンソーシアムという組織形態により、2001年より活動していますが、XBRLが社会に大きなベネフィットをもたらし、Public Interest(公共の利益)の増大を可能にすると言う視点から、ボランティアで国税庁e-Tax向けの税務用財務諸表タクソノミの提供や、日本銀行のシステム構築への間接的支援なども行っています。
XBRLそのものや、XBRL Japanの活動に興味をもたれた方は、ぜひ我々のXBRL Japanにご参加いただいてその活動を支えていただきたいと思いますが、すくなくともこの私の挨拶に目を通された方々には、これを機会にさらにXBRLの世界を知っていただきたいと思います。
XBRLをより深く知りたいとお考えになる方々に、我々は最新の情報を提供させていただき、「社会に大きな変化をもたらす」縁の下の力持ち的な私どもの見方と活動が正しいことをご理解いただきたいと思います。 それでは、XBRLの世界へ ようこそ!
XBRL Japan 会長 高木勇三
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